第39章: ドラッグ禁止
1964年· ババ 70歳ページ 5,102 / 5,444
二人の若いオーストラリア人女性は12月19日にボンベイへ到着し、シンシアは、メヘラの誕生日のためにその夜メヘラザードへ発つ予定であったアルナヴァズに電話をかけた。(アルナヴァズとケイティは、メヘラの誕生日のために一週間メヘラザードに滞在することを許され、ボンベイのコルシェッドとプーナのマヌ・ジェサワラも来て、同じ期間滞在することを許された。)アルナヴァズもまた、二人のオーストラリア人女性がバーバーに会える可能性については楽観的ではなかったが、せめてシンシアのためには掛け合ってみると言った。シンシアはバーバーと女性たちのためにいくつか贈り物を持って来ており、アルナヴァズはそれを届けるために預かっていった。
翌朝、二人の若い女性はエレファンタ石窟への小旅行を計画していたが、「どういうわけか」シンシアが気を変え、代わりに午後に出かけることにした。それは結果的に好都合であった。やがて彼女たちが滞在していたホテルの電話が鳴り、ナリマンが、バーバーが二人ともメヘラザードへ呼んでいると伝えた。その日の午後、彼女たちはナリマン、ケイティ、ホマ・ダダチャンジと落ち合い、全員で車に乗ってアフマドナガルへ向かった。一行はプーナで一夜を過ごし、12月21日午前9時にアフマドナガルへ到着した。アディは、シンシアとジャニスを午前10時に自分のところへ来させるようにとバーバーが指示なさったと、彼女たちに伝えた。それで二人の若い女性は出発の時刻になるまでサロシュとヴィルーの家にいて、ナリマンとケイティとホマはそのままメヘラザードへ車を走らせた。
ヴィルー・ヴィラで、シンシア・アダムスとジャニス・カムは前夜に到着していたもう一人の西洋人女性と会った。彼女の名はフィリス・オットといった。実は、フィリスがそこにいたために、ジャニスが来ることをめぐって行き違いが生じていた。バーバーはアルナヴァズに、シンシアとフィリスだけが来るようにし、ジャニスはボンベイに残るようにと伝えていた。しかしアディは、フィリス・オットがシンシア・アダムスの知り合いだと思い込み、ケイティに電話をかけて「シンシアと彼女の友人」が来ればよいと告げてしまった。フィリスはすでにボンベイを発っていたので、ケイティはアディが指しているのはジャニス・カムだと思い込んだ。
このことがバーバーに伝えられると、彼は「ジャニスも来させてください」と決めた。
つまり、彼は最初からジャニスにも自分に会わせるつもりであったように見える。
しばらく休んだあと、三人の女性はサロシュとヴィルーが運転する車でメヘラザードへ送られて行った。もう一台の車にはアディ・シニア、そしてアディ・ジュニアとその家族が乗り、後を追った。車が止まると、フランシスが真っ先に出てきて彼女たちを迎え、そのまま広間へ案内したが、そこではバーバーがすでにピンク色のコートをまとって座っていた。彼は一人ひとりを抱擁し、壁に沿って敷かれたマットに座るようにと求めた。
