第38章: グルプラサド庭園、1963年
1963年· ババ 69歳ページ 5,055 / 5,444
バーバーはヴィルーに、最近のナウランガ訪問での体験を語るように頼み、プラカシュワティ・シャルマもメーラについて語った。二人が話し終えると、バーバーは数分ほど休むため自分の部屋に戻ると示し、その間に皆も身支度を整えてよいと告げた。その日は女性たちの日だったので、アルナヴァーズとペルヴィーズ・ゴドレジを含む八人の女性が、バーバーを椅子ごと運んで彼の家まで送り届けた。彼女たちは椅子を揺らしてバーバーにさらなる痛みを与えてしまうことを恐れたが、バーバーは自分は心地よいから心配しないようにと安心させた。バーバーは階段を上る際にも、自分を運んでもらうようにと言い張った。
バーバーは約15分後に部屋から出てきて、庭に座った。ビュッフェ形式の昼食が出され、メヘラが大きなケーキに包丁を入れる際、皆がそのまわりに集まり、彼女に「ハッピーバースデー」が歌われた。最初の一切れがバーバーに渡され、彼はそれを口にしたあと、プラサドとしてメヘラに与えた。婦人たち全員が昼食を済ませると、バーバーは再びホールに入った。マニは、午前中バーバーの近くに座っていた人々は後ろの席に着き、午前中後ろに座っていた人々は今度はバーバーの近くに座るようにと告げた。
プラカシュワティとフレイニ・ナラワラは、デーラードゥーンの新しい寺院メヘル・ダムに置かれることになっているバーバー像のために、平らな大理石板を持参した。バーバーはその大理石の台座に手を触れて祝福を授けた。プラカシュワティはバーバーに、その上に足を載せてくださるようにとお願いした。バーバーはそれに応じ、椅子の中で身を前に乗り出してその石を足で押した。
「私は今、すっかりその中に入りました」と彼は彼女に告げた。
二人の女性は大いに喜び、その石を細心の注意を払ってデーラードゥーンへ持ち帰った。
その直後、バーバーは身振りでこう告げた。「まもなく恐ろしいことが起こるでしょう!」
一同は、この祝祭の雰囲気を乱すどんなことが起こり得るのかと訝った。皆の好奇心が頂点に達したまさにそのとき、一人の男が後方から人込みの中へ大股で入ってきた!その日はメヘラがいたために男性は来ることが許されていなかったので、いくつもの大きな悲鳴が上がった。女性たちは彼を引き止めて押し出そうとしたが、男はこう叫んだ。「メヘル・バーバーに会いたいのです!」
その男は、大きな黄色い当て布のついた白いズボンに黒いコート、眼鏡をかけ、パールシー帽をかぶっており、人込みをかき分けてバーバーのもとへと向かった。メヘラはあっけにとられ、ほかの女性たちもまた同じであった。その騒ぎの間中、バーバーはその騒動に向かって穏やかにほほえみながら座っていた。その男がメヘラの方へ進もうとしたそのときになって、ようやく「彼」がケイティ・イラニであることが明かされたのだ!彼女は皆をすっかり騙していたのだった。ラノが彼女の化粧を施しており、女性たち全員がその正体に気づくと、ホールは笑い声でどっとわいた。
笑いがおさまると、いくつかのバジャンが歌われた。しばらくして、ケイティが再び現れたが、今度は日本の芸者の格好をしていた。バーバーは彼女に日本の歌を歌うようにと頼み、彼女のかん高い声に皆は腹を抱えて笑った。1
脚注
- 1.ケイティ・イラニはボンベイの日本領事館に勤務しており、日本の歌をいくつか覚えていた。
