第4章: 旅路
1924年· ババ 30歳ページ 505 / 5,444
後年、バーバーは、物質宇宙には人類の生命形態を有する一万八千の惑星と、進化途上の生命形態を有する数百万の惑星があり、さらに宇宙的進化の状態にある幾百万幾千万もの宇宙が存在すると説明した。しかし彼は、内向(インボリューション)の過程が起こるのは地球のみであり、人間が霊的意識の境地を体験するのもただ地球の上だけであると明言した。さらに彼は、五人の完全なる導師のみならず、聖者と進化した魂たちから成る七千人規模の霊的位階の全員もまた地球上に存在すると説いた。1
二つの新しい規則が施行され、第二の規則に従って、4月24日にバーバーは指示に従わなかったパドリの足元にひれ伏した。ちょうど傍らにネルヴァスが立っており、彼をからかうためにバーバーは彼にもひれ伏した。しかしネルヴァスはそれを真に受け、泣きながらメヘラバードを去ろうとする寸前であった。
バーバーは彼を慰めようとして言った。「私はあなたの何らかの過ちのためではなく、自らの意志であなたに頭を下げたのです。あなたが反発するようなことは何もありません。」
ネルヴァスは譲らず、師の他のすべての指示には従う意があるとはいえ、メヘラバードを離れることだけは頑として譲らず、泣き続けた。バーバーはネルヴァスを第二の規則から免じたが、それでも彼の気は収まらず、去る決意を固く保ち続けた。
ついにバーバーはネルヴァスが去ることを許し、汽車賃を渡そうとしたが、彼はそれを拒んだ。
バーバーは尋ねた。「お金もなしに、どうやって旅をするのですか?」
ネルヴァスはシャツの金ボタンを指し、それを売るつもりであることをそれとなく示した。
バーバーはそのボタンをむしり取ると、こう言った。「あなたは二つの条件で出発することができます。一つは食べ物を物乞いすること、もう一つは借りも盗みもしないことです。」
ネルヴァスはこれらの条件を受け入れ、まさに発とうとした時、バーバーが付け加えた。「あなたが何処へ行こうとも、私もついて行きます。」
ネルヴァスがメヘラバードを発つと、バーバーは道に沿って彼の後を追った。彼が走り出すと、バーバーもまた走り出した。少し走った後、ネルヴァスは笑い出し、バーバーと共に戻ってきた。
ネルヴァスが落ち着いた後、バーバーは尋ねた。「なぜそんなに大袈裟に振る舞ったのですか?」
ネルヴァスは言った。「私は誰にも怒ったり、辛辣な言葉を吐いたりしておりませんのに、なぜ私の足にお触れになったのですか?」
バーバーは答えた。「あなたの中に何らかの過失があるからこそ、そうしたのです。もし私があなたの足に触れていなかったならば、あなたや他の者たちが、あなたに欠点があるとどうして知り得たでしょうか?もし違反がなかったならば、あなたはそれを私の意志と捉え、黙して受け入れることもできたでしょう。あなたには欠点があるにもかかわらず、自らを欠点なしと考えました。私はあなたがそうではないと、お示しせざるを得なかったのです。」
脚注
- 1.メヘル・バーバーの宇宙論についての説明は、『神は語る』244頁および271-274頁を参照のこと。
