第38章: グルプラサド庭園、1963年
1963年· ババ 69歳ページ 5,037 / 5,444
粗大界においては、健康、食、視覚、〔聴覚、嗅覚〕など、さまざまな経験があります。しかし、希求者が精妙界を経験するとき、それら粗大界の経験はすべて取るに足らぬものとなります。精妙界の経験は、粗大界の経験と同じく無数にあります。
精神界には経験はわずかしかありません。巡礼者が精神界に入ってこれを経験すると、粗大界と精妙界の経験は取るに足らぬものとなります。ヴィドニャン・ブーミカ〔第七の境地〕には、ただ神の経験のみがあります。希求者がヴィドニャン・ブーミカを経験するとき、粗大界・精妙界・精神界のすべての経験は、彼にとってまったく取るに足らぬものとなります。
完全なる導師の恩寵によって神-実現を成就する時は、真夜中か朝の五時のいずれかです。しかし、アバターはいつでも神-実現を授けることができます。
バーバーは次の詩句を引用して話を結んだ。
太陽が夜明けの定められた時に山の頂に旗を掲げたとき、
愛しいお方は恋人の扉を叩き、彼にこう告げた。「見よ、私は来た!」
翌日の六月二十六日、バーバーは諸境地の経験に関していくつかの点を付け加えた。
時として、第五の境地のワーリーが短い間、第六の境地を垣間見ることがありますが、その経験はやがて消え去ります。しばらくすると、ワーリーは再び第六の境地を垣間見ますが、それもやがてまた消え去ります。そこで彼は、さらに垣間見を得るために完全なる導師の助けを求めます。
ハーフィズはこの現象を譬えで示しています。大海の真ん中の一艘の舟が、大きな波の頂に押し上げられます。波に持ち上げられたとき、船頭は目的地を一瞬垣間見ます。しかし波が引くと、船頭にはその光景が見えなくなります。そこで船頭はクトゥブのもとへ赴き、波の頂から再びその光景を見ることができるよう、もう一度大きな波を送ってくださるよう願い出ます。
サロシュとヴィルーの息子メルワンがイギリスから戻り、スイス人の婚約者アニータと結婚することになっていた。ある日、彼はサロシュとともにグルプラサードを訪れ、メルワンは「バーバー、結婚式の日に祝福をいただきたいのです」と言った。
バーバーは「叶えましょう」と手振りで示し、アフマドナガルでの結婚式のあと、新郎新婦とサロシュとヴィルーがグルプラサードに来て自分に会うよう指示した。
結婚式は1963年6月27日木曜日に執り行われた。その日、バーバーはエルチに、サロシュへ電話して準備の進み具合を尋ねるよう頼んだ。苛立ったサロシュは電話越しに叫んだ。「バーバーに伝えてください、こちらは土砂降りです! 結婚式の段取りを屋内に変更しなければなりませんでした。」エルチがこれを伝えると、バーバーはただ聞いているだけで、何も言わなかった。
