第36章: 無関心であることに関心を持つ
1961年· ババ 67歳ページ 4,765 / 5,444
プネーに居残ったもう一人は、カルカッタのムールティ博士だった。彼は、誰かが偶然やって来て中に入ることを許されれば、その後について自分もまたバーバーに会えるかもしれないという望みを抱いて、朝から晩までグルプラサードの門の前で見張っていた。
バーバーはアロバをベランダに座らせ、彼にこう告げた。「もしムールティが中に入って来たら、遠くで彼を止めなさい。」
ムールティは門のところで郵便配達人から郵便を受け取って中に持ち込もうとしたが、アロバが走って来てそれを彼から取り上げた。ムールティが何か伝言や情報を伝えるという口実で来ると、アロバはそれが何かを尋ねた。
ヴィシュヌのいとこ、ヴィシュワナート・ハルダンカルとその妻インドゥが、ある日グルプラサードを訪れた。ムールティはこれが門をくぐる絶好の機会だと考えた。喜んでその知らせを伝えようと彼は構内に入っていったが、アロバはムールティを止め、自分自身がヴィシュヌに知らせに行った。
アロバの言葉を聞いてペンドゥが門の外に出てきて、その夫婦にダルシャンの制限について説明した。彼らはバーバーに会うのだと言い張った。彼らの粘り強さに辟易したペンドゥは中へ戻り、ハルダンカル夫妻は木の下に腰を下ろした。ムールティは、必ずやバーバーが彼らを呼ぶだろうと期待していた。しかし数時間待った末、その夫婦はやるせなくなって去って行った。ヴィシュヌも彼らに会いに出てこず、ムールティはその機会を失った。1それでも彼は二、三日門の近くで根気強く待ち、入る方法を編み出そうとした。彼のあらゆる努力は無駄に終わった。疲れ果てた彼はカラグプルに戻り、バーバーの命に従い、呼ばれたときにだけ来るほうがはるかに賢明だと悟った。
しかしサコリのゴーダヴリ・マイは、6月13日火曜日午後6時15分に四人のカンヤを伴って、グルプラサードでバーバーを十五分間訪問することが許された。S・N・ティプニスが彼女たちに同行した。ゴーダヴリの健康はすぐれず、バーバーは彼女の治療について助言した。
K・ランガラオというバーバーを愛する者がこの頃に世を去った。チャリがバーバーに知らせ、その男性を偲ぶ集まりのためのメッセージを求めた。バーバーは6月11日、エルチに次の返答を口述した。
「生も死も、バーバーの熱心な働き手には影響を及ぼしません。なぜなら、バーバーを愛する者は、彼の大義のために死ぬべく生きており、無限にして永遠なる存在である「一なる方」のうちに住まうからです。」
脚注
- 1.後にその夫婦は、バーバー名義のベルガウムの土地に関する問題のため、ヴィシュヌ、ペンドゥ、エルチに会うことが許された。グルプラサードに来る前に、バーバーはその不動産を処理するための委任状にヴィシュヌへ署名していた。(その不動産は以前メヘラの名義で登記されていた。) ハルダンカル夫妻はその不動産をめぐってヴィシュヌと争っており、一時は隣接する工場から不法侵入訴訟まで起こされる事態に直面した。ラムジューがその問題の解決を手助けするよう求められた。
