第35章: グルプラサド、1960年
1960年· ババ 66歳ページ 4,651 / 5,444
偽りのエゴが消し去られた時、神は現れ、多数性は永遠に一なるものへと統合されます。これが真の体験です。そのようなお方が人間として人々の中に生き、神の人生を歩むなら、その方はサッドグルと呼ばれます。そのお方は多数性の中に一なるものをもたらします。あなた方の中にある完全なる導師の無限性を、垣間見るよう努めてください。そしてそのためには、すべてを捨て、彼があなた方のために定める仕方で、ただ彼のみに従わなければなりません。
そのような献身は容易ではありません。心(マインド)があなた方の行く手を遮ります。心はこう言います。「なんと性急な決断か!導師に降伏するのが良いことなのか?彼が本物だと確信できるのか?彼の資格は何か?偽物かもしれないぞ。」
すると胸が出てきて言います。「彼と共にいる時、自分が変わった人間になったと感じませんか?このように愛に満ち穏やかな雰囲気を、他の場所で体験したことがありますか?彼こそ、あなたが探し求めていたお方ではありませんか?」
このようにして心と胸の間の葛藤は続いていきます。特に導師から離れている時、心(マインド)はより強くその術策を弄し始め、胸の声は微かになっていきます。ですから導師に揺るぎない信仰を持つことは難しく、彼の足下の塵となることはさらに難しいのです。
私が助けない限り、あなた方は降伏することはできません。あなた方の降伏が完全となった瞬間、私の恩寵が降り注ぎ、そして一瞬の何分の一にも満たないうちに、意識的に無限となる、あるいは無限に意識的となるという目標が実現されます。
トゥカラムは完全なる導師でした。彼のアバング[歌の詩節]の一つで、彼はこう述べました。
「導師は、その恩寵により、
弟子を瞬く間に自らと同じ者となすことができる。」
ここで誰かはこう尋ねるかもしれません。「なぜこのように長い試練と試しの期間があるのか?なぜ恩寵を授けるのに遅れがあるのか?」導師の側には、実際には何の遅れもありません。彼の境地は時間を超越したものです。創造との関わりにおいては、彼にとって現在の瞬間のみが存在します。幻に縛られた存在たちに対し、トゥカラムはまた次のように述べています。
「ふさわしき時が訪れぬ限り、
過度な焦りは何の役にも立たぬ!」
ですから、導師の恩寵によってその者が神の実在として実在の中に確立される、その好機が訪れるためには、長い長い時代が流れ過ぎなければなりません。
ネウルガオンカルは数日間沈黙を守るという決意をバーバーに告げた。彼はその期間中、神についてのみ語るという例外を設けてもよいかどうかをバーバーに尋ねた。バーバーはこれを認めず、こう言った。
