第35章: グルプラサド、1960年
1959年· ババ 65歳ページ 4,588 / 5,444
数日間、ホールで『神とともに (Stay With God)』の一部が朗読されていた。エルチが読み、時にはフランシスが読むこともあった。一同はその美しさに引き込まれ、ことにバーバーの臨在のもとで聞くのは格別であった。もちろんフランシスは、自分の作品がバーバーを喜ばせたことに大いに喜んだ。彼はジーン・フォスターに(1960年1月8日に)こう書いた。「最も信じがたい幸せはバーバーの称賛でした。それは最高の言葉での称賛であり、いや、むしろあのお方がこの作品を楽しまれたことだと言うべきでしょう。あのお方はそれを三度通して読み上げさせ、その朗読はマンダリへのお言葉で頻繁に中断されました。」
10日にアディは指示を受けるためメヘラザードへ戻った。他の仕事に加えて、アディは『神とともに (Stay With God)』の宣伝に向けて働いていた。1その日、バーバーはホールでマンダリとカード遊びをした後、自室に下がった。その後ハリー・ケンモアはカカの部屋へ行き、そこでパドリがバーバーの初期の物語を語った。たまたまバーバーが立ち寄ったが、自分が来たことをケンモアに気づかせないよう、その場にいた者たちに合図した。バーバーは静かにケンモアの手から杖を抜き取った。その杖を逆さに持ち、湾曲した取っ手でケンモアの首を引っかけようとした。ケンモアはパドリの話を聞くのに夢中で、一言も発さずに杖を払い続けていた。しかしバーバーは何度も何度も彼の首を引っかけた。
ついにバーバーが指一本でケンモアに触れると、ケンモアは即座に誰かを察して叫んだ。「バーバー!」その場にいた者たちは思いきり笑った。バーバーがホールへ戻り、男たちもそれに続いた。彼らがバーバーの前に座ると、ケンモアは言った。「バーバー、あなたは泥棒のように近づかれましたね!」
バーバーは彼に答えた。「同じように、いつか私はあなたの胸に同じやり方で入っていきます。」
ケンモアは尋ねた。「すでに入っておられるのではありませんか?」
「私はあなたの胸の核心に入ることを言っているのです。」とバーバーは述べた。「私が入る時、私が常にそこにいたことをあなたは知るでしょう。」
バーバーは付け加えた。「今日は、杖であなたの首を引っかけました。いつか私はあなたの頬に平手打ちを与えてあなたを目覚めさせます。その平手打ちに備えてください。いつか、必ず、私はあなたを目覚めさせます。」
1959年9月11日金曜日、バーバーは午前8時にマンダリ・ホールへやって来た。
真剣な様子でバーバーは告げた。「[9月]19日から40日間、私は貧しい者たちと共に働きます。私には貧しい人々が40人必要となります。この40人の貧しい者たちのうち、毎日午前10時に異なる一人が来なければなりません。こうして、40日間に40人の[極貧の者たち]が来なければなりません。毎日私は一人の貧しい者の足を洗い、その者にひれ伏してから20ルピーを渡します。」
カカはピンパルガオン村の知人たちを通じてこの貧しい者たちのためのプログラムを手配することになっていたが、メヘラザードを離れてはならなかった。
カイコバードの部屋へ行った後、バーバーは9時にホールへ戻った。
バーバーは尋ねた。「エルチ、昨夜あなた方は随分大きな声で話していましたね。どうしたのですか?」
エルチは言った。「私たちは『神は一であり、また多でもある』という主題について話し合っておりました。ハリーがそこにおりましたので、私たちは大きな声で話しておりました。」(ケンモアは目が見えないだけでなく聴覚にも障害があり、彼に聞こえるよう人々は通常より大きな声で話さなければならなかった。)
脚注
- 1.エルチャ・ミストリには『神とともに (Stay With God)』25部が送られ、彼はそれをデリーの25か国の大使館で各国大使に手渡すことができた。
