第32章: 1958年メヘラバード・サハヴァス
1958年· ババ 64歳ページ 4,349 / 5,444
バーバーがプーナに滞在している間、1958年5月9日にペンドゥ、パドリ、シドゥに対し、バウの娘シーラをメヘラバードから連れて来るようにとの指示を出された。その子はまだ六歳に過ぎなかったが、母や兄を残して行くことも気にする様子もなく、嬉しそうにグルプラサードへ行き、そこで一日を過ごした。バーバーはメヘラバードから来た者たちを同じ夜のうちに帰された。
二日後の5月11日日曜日、グルプラサードでバジャンの催しが行われた。
バーバーはこう仰った。「今日は良いバジャンを聴きたい気分です。ですからどうぞ歌い続けてください。私が今日いかなる働きをしているか、あなた方には分からないのです。」
マドゥスーダン、プラタプ、スバドラ、ターデーら一同は、午前8時から午後3時まで休みなく歌い続け、すっかりへとへとになった。写真を撮りに来ていたミラン・スタジオのカメラマン、ビクバーイは、その日スバドラの声が特に美しいとバーバーに告げた。
バーバーはこう答えられた。「確かにそうです。けれども彼女は今や倒れそうですよ。」
バーバーが七時間後に歌を終わらせて、ようやくバジャンの一団もついに歌うのをやめた。
ディガンバル・ガデカルはこのころプーナでM.Sc.(理学修士)試験のために勉強しており、バーバーは彼が毎日グルプラサードを訪れることを許された。彼はディガンバルに、それぞれの試験を始める前に自分(バーバー)の名を口にするよう指示された。
試験の筆記の部が終わった後、バーバーは尋ねられた。「どのようでしたか。」
ディガンバルは申し上げた。「できる限り最善を尽くしてすべての問題に答えました。」
「あなたは一等[最優秀の成績]で合格しなければなりません」とバーバーは強調された。
「バーバー、結果がどうなるかは、バーバーご自身がすでにご存じです。けれども、できる限り全力を尽くすことが私の務めです。」
ディガンバルの実技(実験)試験が終わったときも、バーバーは同じ問いをされ、ディガンバルは同じように答えた。
バーバーは彼にこう戒められた。「もしあなたが一等で合格できなければ、私たちのドスティ[友情]は終わりです。私の前に顔を見せに来てはなりません。」
ディガンバルは怯えてこう申し上げた。「バーバー、何が起ころうとも、それはあなた様の神聖なる御意のままに起こるのです。」
試験の結果が発表される前に、バーバーは彼にこう告げられた。「あなたは試験に落ちました。」
しかし6月に結果が発表されると、ディガンバルは一等で合格したばかりか、大学で自分の科目の首席にもなっていた。
その知らせがバーバーに伝えられると、バーバーはディガンバルに次のような言葉を送られた。「せめて私に従う点においては、三等にでも合格してくださることを願いましょう。」
