第31章: インドの大地に流れた血
1956年· ババ 62歳ページ 4,120 / 5,444
突然、その少年が立ち上がり、大きな声で叫んだ。「あの方はミルクをご所望です!」バーバーがうなずくと、バウは彼にもっとミルクを持って来た。
マンダリが戻った後、バーバーはバウを指して言った。「この男を見てください。彼は3年間私と共にいながら、ミルクのような私の頼んだ単純なことすら理解できませんでした。しかし[少年を指して]、あの幼い少年は理解できて、彼に教えてやらねばならなかったのです。バウとはいったいどういう男なのですか?」
少年は地面に座っていたためバーバーの手が見えていたが、バウは立っていた。しかしバウは黙ったままで、一行はハイデラバードへと進み、そこでバーバーは以前すべて共に仕事をしたことのある数人のマストに接触した。約三日後、サターラへ戻る途中で、バーバーは再びエルチに、お茶のため同じ小さな店に止まらせた。少年は彼らが残して行ったあの木の下にいて、一行が到着するとすぐにバーバーを見つめ始めた。バーバーはバウを茶を取りに行かせ、彼が中に入ると、少年が近づいて来て尋ねた。「あの方はどなたですか?」バーバーは隠遁中で邪魔されることを好まなかったので、バウは「あっちへ行きなさい」と言った。少年は元の場所に戻ってバーバーをじっと見つめ続け、バーバーも茶を飲みながら彼に目をやった。
新生活の間、バーバーはダウラト・シン博士に、いつか彼の家を訪ねると約束していた。今回のハイデラバード旅行の際、彼はセクンデラバードのダウラト・シンの家を不意に訪れた。ダウラト・シンは喜びに溢れ、バーバーはサターラへの帰路につく前に、彼の家族全員に会った。
9月10日、サターラへ車で戻る途中で、バーバーはバタルガという村に非常に優れたマストがいることを知った。そこへの「道」は雨で完全に流されてしまっていたため、彼らは村まで車で行くことができなかった。そこで、車を道端に残し、バーバーは徒歩で村へと向かい、内陸へ6マイル歩いた。道は舗装されておらず泥が深かったため、バーバーとマンダリは裸足で歩かなければならず(帰り道も同じ道を戻った)、岩がごろごろし泥だらけで、いばらや小石が散乱し、上り下りの傾斜が続く地面を踏みしめて行った。彼らが通った一区間は、水が膝の深さまであった。
