第30章: 1956年西洋への旅
1956年· ババ 62歳ページ 4,042 / 5,444
午前八時三十分、一同は奉献式のため納屋へ向かった。テレビカメラマンや他の人々がバーバーを撮影する中、バーバーは祝福のしるしに両手を広げ、納屋の西側に小さな松の木を一本植えた。アディがその上に土をかぶせ、ドン・スティーブンスがメッセージを朗読した。1幼いジュリー・カッツがバーバーの首に新しい花輪をかけ、他の数人の子どもたちも同じようにした。バーバーが木の下で休んでいる間、ジョセフ・ハーブとダーウィン・ショーが彼を写真に収めた。ピーター・ティボドーもバーバーに花輪をかけた。
キティ、マーガレット、エリザベスはゲストハウスでバーバーが昼食を取った後、彼とともに座っていた。午後二時三十分、一同はセンターから南に二十マイル離れた、三百エーカーの彫刻庭園にして野生動物保護区であるブルックグリーン・ガーデンズへ向かった。バーバーとマンダリはフレッドの運転する車にキティとともに乗り、他の者たちは二台のバスに分かれて出発した。(道中、キティは新しく開院したオーシャン・ビュー・メモリアル病院を指し示した。それはマートルビーチ初の病院で、バーバーがかねて見たがっていた場所だった。)庭園に到着すると、バーバーは見事な庭園を足早に進み、一行全員がその後を追った。彼はまず本部事務所を訪れ、それから水鏡の池を備えた彫刻ホールを巡った。その後、彼は芝生に出た。そこでは黒装束の落ち着いた牧師二人が、その風変わりな行列を見つめていた。
フィリスは心の中で笑った。「そうそう、またあのお方がここに。彼を愛している同じ名もなき人々の群れに付き従われて!」
バーバーは庭園の人気のない隅にある小さな果樹の下に腰を下ろし、彼の愛する人々はその周りの芝生の上に座った。ルース・ホワイトという八十六歳の老婦人は、アメリカでバハイ運動と関わりを持ったのち、一九四五年七月にマルコム・シュロスを通じて初めてバーバーのことを聞いた。その後、彼女はバーバーに手紙を書き、彼の活動に深く関わるようになった。彼女が一行の中にいないことに気づいたバーバーは、キティを遣わして彼女を探させた。彼女は付いて行くにはあまりに疲れすぎていた。
バーバーは指を使った遊びを披露し、ピーター・ティボドーにも同じことをしてみるよう促した。ピーターはバーバーの器用さを真似ようとしたが、あまりうまくはいかなかった。次にバーバーはマーガレットのダンサーの一人を呼び、その人も同じく試みた。
バーバーは青々とした厚い芝生の上で自分の周りに散らばって座る愛する人々を見つめ、こう言った。「この光景は、ブッダが木の下に座っていた昔を思い起こさせます。ブッダが何週間も断食を続けた後、一人の老婆が彼に〔一杯の〕米のプディングを差し出して助けたのです。そのプディングを食したのちブッダは木の下に座り、そこで目標を成就しました。ババジャンが私にとってそうであったように、その老婆はブッダにとってそうでした。あの老婆がブッダの超意識への到達を助けたように、ババジャンも私に超意識を授けてくださったのです。」
脚注
- 1.その木は結局枯れてしまった。
