第30章: 1956年西洋への旅
1956年· ババ 62歳ページ 3,988 / 5,444
ベリルはバーニスにバーバーの写真を渡した。ある夜、その写真を瞑想していたバーニスは、そこから黄金の光が放たれるのを見た。その光は彼女の家を満たし、眠っている家族にまで届いた。彼女はバーバーの神性を確信し、その後もバーバーの臨在の体験を幾度も持つことになった。そのためにバーニスは、バーバーに直接会うことを少々「恐れて」いた。「私は崩れ落ちてしまうのではないかと思いました!」と彼女は回想した。するとバーバーは衝立の陰から彼女と家族を覗き見て、認めるように目を輝かせた。「ああ、あの方は私を知っていらっしゃる」とバーニスは叫んだ。「バーバー、あなたは私を知っていらっしゃる!」そう言って、彼女は彼の腕の中に飛び込んだ。1
フィリス・フレデリックは後に、ニューヨークでのこの午後について次のように記している。
人々は今や一人ずつ、あるいは小さなグループになって、導師に会いに入って来ました。それぞれの人は、バーバーがいつも好んで聞かれた、その人を表す数語の説明とともに紹介されました。新しい魂が部屋に入って来るたびに見せた輝くような微笑み、温かな抱擁や差し伸べられた手、言葉も説明も無しに彼が知っていた一人一人の問題への慈愛に満ちた関心、そして退室する人それぞれにプラサードとして手渡される一粒の葡萄は、同じ部屋にいることのできた幸運な人々に消えることのない印象を残しました。とりわけ、胸から胸へと交わされた彼の沈黙の、言葉なき愛の交流は、もし証拠が必要であるならば、ここにこそ神聖なる愛の生ける化身がおられることを、何度も繰り返して証明したのです。胸の内に走る認識の閃きと愛の鼓動は、それが魂から魂へ、自由なシヴァートマから束縛されたジヴァートマへと飛び移っていく時、ほとんど目に見えるかのようでした。2愛とはまことに沈黙のままでありながらも、世界を自らの似姿に変容させ得るのです。
「時代」はこの場面を目の当たりにして、すっかり魅了されていた。バーバーの眼差しからは葡萄酒が溢れ出ており、彼はプラサードを通してそれぞれに一杯ずつ注いでいた。部屋には酔うような葡萄酒の芳香が漂っていた。ある人々は単にその香りを吸い込むだけで満足し、その葡萄酒を味わいたいという憧れを持たなかった。それでも、この天上の香りを嗅ぐ機会にすら、人を巡り合わせるのは生々の運というものなのである!
ニューヨーク州スケネクタディのジーン・ロバート・フォスターは、ダーウィン・ショウを通じてバーバーのことを知った。彼女はその日々を次のように回想した。
白とピンクのコートを身にまとい、長椅子に座って光り輝くバーバーを、誰一人として忘れることはできなかった。高い花瓶に活けられた花々が、空気を芳しく彩っていた。黄色い薔薇の大きな花束が二つ、室内に運ばれていた。アタル(香油)のような甘い香りの赤い薔薇、蕾の付いたピンクと白の薔薇、そして他にも数多くの花々があった。古風な小さな花束もあり、ある信奉者たちや子どもたちは長い茎の一輪の花を持参して、それを導師に捧げた。
脚注
- 1.ベリルのもう一人の姉妹であるベニータ・ヴァン・パッテンも、デルモニコでのレセプションでバーバーに会った。
- 2.ヴェーダーンタの用語で、シヴァートマとは神を実現した魂であり、ジヴァートマとは進化または内向化(involution)の途上にある魂である。
