第30章: 1956年西洋への旅
1956年· ババ 62歳ページ 3,986 / 5,444
アイビー、ジョン・バス、ダーウィン・ショウ、フィリス・フレデリックが訪ねて来た人々を紹介した。最初に紹介されたのは、『神は語る』の出版社ドッド・ミード・アンド・カンパニーの副社長レイモンド・T・ボンド(六十三歳)と、S・フェルプス・プラット・ジュニアであった。二人とも大いに感銘を受けた。
『神は語る』の重要性を強調し、バーバーは次のように述べた。「私が沈黙を破る時、その本は値段のつけられないものとなります。全世界がそれを宝として大切にすることでしょう。」
次はシルヴィア・ゲインズとロレッタ・ウェラー(オペラ歌手)であった。バーバーに会った他の人々の中には、シャーミアンと、彼女の婚約者となる予定のジェイ・コリネットも含まれていた。アイビーは二人がふさわしくないと考えていたが、バーバーはその結婚を認めていた。
古くからの知人メルセデス・デ・アコスタは、一九三四年にハリウッドで初めてバーバーに会い、自分の友人グレタ・ガルボのことを彼に話していた。彼女はデルモニコにバーバーを訪ねて来て、悪化する健康と眼の麻痺を彼に訴えた。バーバーは彼女に、その晩七時を過ぎてから始め、毎日自分の名前を七千回繰り返すよう求めた。
ベン・ヘイマンが連れてきた一人の学生がこう尋ねた。「いつ真理をお知りになったのですか?」
「私が十九歳の時です」とバーバーは答えた。
「能力を獲得することは神の悟りとどのような関係がありますか?」と若者は尋ねた。
「神に達することはあなたを無限へと引き上げますが、能力はあなたを溝の中に投げ落としてしまいます!」とバーバーは答えた。
ある女性がバーバーに肉体的な治癒について質問した。
バーバーの簡潔な答えはこうであった。「私は薬の医者ではなく、胸の医者であります。私は医者たちの医者であります!」
ニューヨークの月曜夜の集いに属するピア・デ・ブーダイは、二人の子どもと兄ティムを伴い、二体の大きな天使の小像を含む様々な贈り物を一抱え分バーバーに持って来た。
バーバーは女性たちを全員中に呼び入れ、こう述べた。「インドでは、私の信奉者たちが私を礼拝する時、彼らは時として私が人間であることを忘れてしまいます。彼らは香を焚き、私に贈り物を持って来ます。その香で私の目に涙が滲みます。まるで私が像であるかのように、彼らは私の足元でココナッツを割るのです。そしてバーバーは居心地が悪いのです!バーバーは人間です!
「なぜあなた方はこれら全ての贈り物を私に持って来られるのですか?その必要はありません。大切なのは愛だけです。バーバーはこれらのものを必要としていません。バーバーに与えることで、あなた方は彼に重荷を負わせているのです。その代わりに、それらを必要としている人に差し上げてください。」
ピアは答えた。「あなたを愛しているから、そうしているのです、バーバー。」
「あなたの愛を私に持って来るだけで十分ではないのですか?あなたは貧しいのです。」
「ですがバーバー、私はあなたへの愛を表さなければなりません。」
