第28章: 1955年メヘラバード・サハヴァス
1955年· ババ 61歳ページ 3,892 / 5,444
一曲歌われたあと、バーバーは彼らに自分とともにドゥニまで来るよう頼んだ。そこで、クップ・バルワニの村人たちに、またサハヴァスの一行とマンダリにもプラサードを配ることになっていた。バーバーは彼らに、自分の手からプラサードを受け取り損ねて、これほど貴重な機会を逃すことのないよう、くれぐれも気をつけるようにと助言した。こう言ったのは、午前中に何人かがメヘラバードの丘の敷地を見るのに夢中になりすぎて遅れ、廟の中に入りそびれていたからである。
午後2時40分、ドゥニから少し離れた井戸の近くの木の下に立ち、バーバーは配布を始めた。1ヤシュワント・ラオがバーバーにプラサードを手渡し、バーバーはまず女性の村人たちに、続いて男性の村人たちに、最後にサハヴァスの一行とマンダリに配った。プラサードを配っている間、バーバーは真剣な様子で、サハヴァスの男性たちにその場で食べ、家には持ち帰らないようにと強く促した。各人にラドゥーが二つずつ与えられた。グスタジには、バーバーは三つを与え、その頭に触れた。午後3時10分までにバーバーは配布を終え、一行に茶を飲んでからホールに入るようにと指示した。
配布のあと、ホールへ戻る途中、バーバーは道端の木の下に座っている数人の貧しい人々を見かけた。残った菓子の入った籠を彼らのところへ運び、バーバーは各人にラドゥーを三つずつ与えた。その貧しい人々の中には目の見えない者もおり、ほかの者は身体が不自由で衰弱していた。
午後3時25分、サハヴァスの一行はホールに集まった。バーバーは、いつになく上機嫌だった。彼らが入ってくると、バーバーはホールの片側からもう一方の側まで非常に速く行ったり来たりしており、時には南側の窓のそばで一瞬立ち止まってから再び歩き始めた。それから腰を下ろしたが、物思いにふけっているようで、周囲のことには気づいていない様子だった。「彼の指は踊っていた」と時代は記している。「その踊りは、その場にいた皆の胸を打つ無音の歌を生み出した。場の空気は厳粛さを帯び、ワインは静まっていった」
3時45分には、ホールは満員となり、バジャンの歌唱が始まった。ルスタム・カカがアフマドナガルから歌い手を連れてきており、バーバーはその音楽を喜んでいるようでありながら、どこか奇妙な気分でいた。バーバーはその歌の何行かを説明したが、彼の「心」は海面よりも大海の奥のほうにより深く沈んでいるように見えた。
突然、午後4時30分にバーバーは尋ねた。「これから私がメヘラザードへ向かうのを、どうかお許しいただけますか?」
一同は声を揃えて「いけません!」と叫んだ。これにバーバーは微笑み、いっそう関心を深めたように見えた。
脚注
- 1.プラサードが配られた場所はパドリの作業場の近くで、彼はそこにメヘラバードの敷地維持のための道具と装備を保管していた。
