第3章: マンジル-エ-ミーム
1922年· ババ 28歳ページ 367 / 5,444
かつて成功した織物商人だったラムジューはきまり悪くなり、どうにか二部を売ったあと、急いで暇を告げた。
あるときラムジューは、別の親戚の結婚式の場でウパスニ・マハラジの伝記を売ろうとし、集まった人々に向けて本の深い意義について演説までした。ムスリムたちは嘲笑し野次を飛ばして叫んだ。「ムスリムに向かってヒンドゥーのグルの話をするとは!正気か?そんなくだらん物を俺たちが買うとでも思っているのか?」
別の機会には、ラムジューは従兄弟に会い、本の霊的な重要性について説明しようとしたが、ほとんど成果はなかった。ラムジューは、その序文は尊敬されるスーフィー学者クワジャ・ハサン・ニザーミーの手になるものだと話した。それを聞いた親戚はあざ笑って言った。「誰だって?クワジャ・ニザーミー?あいつは一流のペテン師だ!ニザーミーが推す物など、絶対に買わんぞ!」ラムジューは面食らい、その場を辞した。
あるとき、ルストムとヴァジフダールはある弁護士のもとを訪ね、『ガリーボーン・カ・アーサラ』を一部手渡した。弁護士はその本にざっと目を通したあと、「私に何をしてほしいのかね?」と尋ねた。
ルストムは冗談めかして言った。「100部お買いになっては——先生ならお払いになれますでしょう!」するとその男はすぐにポケットから300ルピーを取り出し、ルストムに渡した。あとになって、その男は霊性に純粋な関心を抱く人物だったことが分かった。
何日もの間、ルストムとヴァジフダールは本を売ろうとボンベイ中を歩き回った。連日の売り込みの最中、多くの不動産を持ち、成功した事業を営む裕福な商人を訪ねるよう勧められた。事務所までその人物に会いに行くと、その男は小さな部屋の床に直接座り、普通の事務員のような身なりをしていた。その慎ましい身なりに二人は驚いたものの、男は彼らを心温かく迎え入れ、本を何部か買い取った。
名の知れたクリケット選手であったヴァジフダールは、自身が顔の利くクリケットの試合に出かけ、観戦中の観客に本を売ろうとした。この高名なスポーツ選手が本の行商をする身に落ちぶれているのを目にして、多くの知人たちは気の毒に思った!彼を哀れに思って、彼らは本を買ってくれるのだった。ヴァジフダールは、自身がキャプテンの一人として出場している試合の合間にさえ、本を売った。
あるときラムジューは、家族と親交のある秘密情報部の職員に本を売ろうと近づいた。初めその男は霊的な事柄に純粋な関心を寄せているように見えたが、会話の途中、その政府要員は、自分は単に職務を果たしているにすぎず、マンジル内で何が起きているかについての情報を得ようとしているのだと打ち明けた。
