第25章: ハミルプールとアンドラでの大規模ダルシャン
1954年· ババ 60歳ページ 3,444 / 5,444
貧しき者にとって、私は貧の体現です。富める者にとっては、私は皇帝の中の皇帝ですが、私を愛する者にとっては、私はその下僕なのです。
ですから、あなた方が私を愛することができたなら、私がここに来た甲斐があるというものです。あなた方に私の祝福を授けます。
バーバーの灯はハミルプール地方全域に点され、そこの蛾たちは灯のまわりに群がり舞った。人々はたとえ一度きりでもバーバーを目に入れたいと願い、そのひとめのためならどんな犠牲も払う覚悟ができていた。しかし、彼を一度なりとも見ることは誰のナシーブ[宿命]にもあるわけではない。世には何十億の人々がいるが、アバターを目にすることができたのはごく一握りに過ぎず、そのわずかな人々の中でも、彼に降伏して頭を垂れたまま留まる者はさらに少なかった。ハミルプールとアンドラの人々は、彼の足下にひれ伏してそこに留まった祝福された者たちのうちにあった。
バーバーは7日午後3時45分にチャニに到着した。ここでもまた、自らのために用意された椅子には掛けず、バーバーは村の公営診療所のベランダに座し、そこから群衆にダルシャンを与えた。これが彼のメッセージであった。
神に対し岩のごとき信仰と炎のごとき愛をお持ちであれば、この世のいかなるものもあなた方に影響を及ぼすことはありません。阿諛があなた方に触れることはありません。幸福があなた方を浮き立たせることもありません。苦難があなた方を煩わせることもありません。ですから私はあなた方すべてに、私を愛し、神のみが実在であると見出すよう祝福を授けます。それがあなた方をこの幻影のごとき現象の上へと引き上げ、バーバーのみが実在であると分かるようにすることでしょう。
バーバーが到着したとき、村人たちの多くは地元の縁日でレスリングの試合を見物していた。しかしメヘル・バーバーが来たとの知らせが伝わるや否や、試合は止められ、誰もが彼のもとへダルシャンを求めて駆けつけた。その群衆が来たとき、バーバーは車に乗り出発の支度をしていた。彼は人々が秩序立って座るのであれば外に出るとした。五分後に秩序が回復し、バーバーは遅れて来た人々にダルシャンを与えるため、再び壇上へ戻った。これらの人々は彼を心から歓呼した。ほどなく、バーバーはハミルプールへと発った。
ハミルプールのラヴァーたちはこの上ない敬意をもってバーバーを迎え、彼の滞在のために用意したサーキット・ハウスへと案内した。マンダリはバヴァーニ・プラサード・ニガムの家へと案内され、そこで温かい歓迎を受けた。
1954年2月8日月曜日の朝7時、マンダリおよびハミルプールの働き手たちと諸事を話し合っていた折、バーバーはメヘルジーにこう説明した。
物質世界では、一パイ[セント]も無駄にはなりません。
