第3章: マンジル-エ-ミーム
1922年· ババ 28歳ページ 304 / 5,444
会話の途中で、バーバーは突然口を挟んだ。「最近、私は外出するときはいつもトルコ風のフェズ帽をかぶっています。」男たちのほうへ向きなおって、彼は言った。「そうではありませんか?」
男たちは肯定の返事をしたものの、なぜ導師が突然そんな発言をしたのか誰にも理解できなかった。実際、バーバーがフェズ帽をかぶることはほとんどなかったからである。この時期、彼はほとんど帽子をかぶらず、いつも頭にスカーフかハンカチを巻いていた。
サヤニ教授がバーバーの部屋から出てくると、男たちにこう告げた。「メヘル・バーバーは、私が尋ねもしないのに私の問いに答えてくださった!」男たちがどういう意味かと尋ねると、彼はこう説明した。「私の兄は過去20年間、バンドラのマウラーナー・サーヘブの墓のかたわらに座してきました。今日、兄は私にメヘル・バーバーに会いに行き、どんな帽子をかぶっているか確かめてくるようにと言いつけたのです。ところが私が伺うと、導師は無帽でいらっしゃいました。どうお尋ねしたものかと困惑し気まずく感じておりましたが、私が問いを口にする前に、お答えくださって、私の心を落ち着かせてくださいました。」
近隣の共同体の他の者たちは、それほど好意的ではなかった。ある朝、ムスリムの一団が騒がしく敷地内に入り込み、メヘル・バーバーに会わせろと要求した。「自らをピール[聖者]と称する者が姿を見せないなら」と彼らは無礼に言い放った。「我々は強引に家に入り込み、忘れられない教訓を思い知らせてやる!」それは緊張した、深刻な状況だった。見張りに立っていたベラムジは、最上階でマンダリと会っていたバーバーに知らせた。
弟子の何人かは恐れ、バーバーに身を隠すよう勧めた。
バーバーは静かに耳を傾けたのち、立ち上がっておっしゃった。「私はまさにこの日を待っていました。」
バーバーの安全を案じたベイリーと他の二人は彼の行く手をさえぎり、裏の塀を越えて駅まで走るよう進言した。バーバーは彼らを押しのけ、何が起きるか見ていなさいと告げた。
バーバーはその一団に近づき、自分がメヘル・バーバーであると名乗ると、なぜ来たのか、なぜそれほどの騒ぎを起こすのかと怒りもあらわに尋ねた。バーバーの顔は怒りに紅潮し、声は大きかった。バーバーを見て、その一団全員は言葉を失って立ち尽くした。バーバーは彼らの傲慢な振る舞いを厳しく叱責した。
「そのような振る舞いはムサルマーン[ムスリム]にふさわしくありません」と彼は述べた。
バーバーは彼らに、真のムスリムとは何か、そしていかに振る舞うべきかを説いた。そしてその論拠として、彼はクルアーンの一節をアラビア語で引用した。
