第21章: マノナッシュ
1950年· ババ 56歳ページ 2,947 / 5,444
それから、ヒンドゥー教、ゾロアスター教、イスラム教、キリスト教という四つの宗教の祈りが、それぞれヴィシュヌとニル、カイコバード、バイドゥル、ドンによって声高に捧げられた。サタラのムタの邸宅でしばしば歌っていたカッワールが特別に招かれ、彼はこのとき新生活の歌ともう一つの祈りを歌った。
バーバーはマストのアリ・シャーを湯浴みさせるために外へ出て、集まっていた者たちはあとに続き、その光景を見守った。これでプログラムは終わり、バーバーは皆に帰るよう告げた。彼は別れを告げながら一人ひとりをふたたび抱きしめた。
ナナ・ケールはこう語った。「バーバーがベランダに立って別れを告げておられる間、私たちはあのお方の顔に尋常ならぬ輝きと光彩を目にしました。あのお方はとても、とても幸せそうでした。私たちが立ち去るときも、遠くからでもその輝きと光彩を見ることができました。」
キティとラノはボンベイへ戻る前に、数日間マハーバレシュワルに滞在した。
バーバーは彼女たちに命じた。「もう、あなた方は戻らねばなりません。」
ラノが尋ねた。「バーバー、こうして私たちを何度送り返されるおつもりですか?なぜ私たちはバーバーとご一緒にいられないのですか?」
「あなた方は戻らねばなりません」とバーバーは言い張った。「私のために、あなた方は戻らねばなりません。」
「ああ、バーバー、なぜですか?」とラノは言って、泣き出した。
「泣かないでください」とバーバーは慰めた。「あなた方は戻らねばなりません。」
バーバーは新生活の始めに女性たちにこう述べていた。「あなた方の置かれた条件を救命浮輪のように考え、それにしがみついていてください。そうすれば、私はあなた方を沈ませはしません。」
ラノとキティはボンベイに滞在する間ずっと、この言葉を覚えていた。バーバーから離れていることは彼女たちにとって地獄のようであったが、バーバーが自分たちの救命浮輪であると感じ、あのお方が自分たちを沈ませないことを知っていた。
述べたように、ラノとキティ以外の女性たちはマハーバレシュワルに呼ばれなかったため、マンサリとカイコバードの家族はバーバーに会う機会がなかった。同様に、ボンベイにいたコルシェッド、スーナマシ、ケイティもまたバーバーに会うことはできなかった。グルマイはアフマドナガルにおり、彼女もまたこの一年間、バーバーに会えずにいた。それぞれのゴーピーは、自分のクリシュナにふたたび会えることを願いながら日々を過ごしていた。
けれども、愛しいお方からの彼女たちの「別離」は、ただ見かけだけのものであった。1950年8月、バーバーがサタラにいた頃、メヘラバードの丘でこんな出来事があった。マンサリはある夜、寝台に横たわってバーバーのことを思っていた。突然、一匹のコブラが滑るように入って来て、彼女の胸の上に這い上がった。マンサリはそれを感じ、手をさっと払ってその蛇を振り落とした。落ちる音を聞いて彼女は跳ね起き、床にいる蛇を目にした。蛇は頭巾を大きく広げ、威嚇するようにシューシューと音を立てていた。彼女は部屋に一人きりだった。夜警のジャマダールは少し離れた所にいた。コブラが戸口をふさいでいたため、彼女は外に出て助けを呼ぶことができなかった。どうにか勇気をふるい起こし、彼女は竹の杖でその蛇を打ち殺した。しかし、出来事はそこでは終わらなかった。コブラは番(つがい)で住んでいる。翌晩、マンサリがバーバーの写真の前で祈っていると、もう一匹のコブラが現れた。彼女は勇敢にもこのコブラもまた打ち殺すことができた。
