第17章: 会合とダルシャン
1946年· ババ 52歳ページ 2,532 / 5,444
ナンガ・バーバーはバーバーが近づいてくるのを見るやいなや、合掌して叫んだ。「主よ!ようこそ、ようこそ!あなたにお会いするのを長らく待ち望んでまいりました!何年もの間、ただあなただけを渇望してまいりました!今日、あなたが来てくださいました。おお主よ、どうか私を解脱させてください!」
ナンガ・バーバーはバーバーの足元にひれ伏し、泣き始めた。これを見てクリシュナは思った。「私はなんと愚かなのだろう。バーバーのそばに居ながら、あの方をサタンだと思っていたとは……それなのに、このマストはあの方を一目見るためだけに焦がれているではないか。」
そのマストは何年も口をきかずにいたが、バーバーを見たことで初めて沈黙を破った。バーバーが立ち去ろうとした時、マストは再びバーバーの足元にひれ伏して懇願した。「どうかこの肉体から私を解き放ってください。今や神を見奉ったのですから、生きていても何の意味もありません!」
ナンガ・バーバーのもとを去ると、バーバーとクリシュナはトンガに乗ってマウジワーラ・バーバーに会いに向かった。バーバーはクリシュナを離れた所に置き、彼一人と作業を行った。マウジワーラは背の高いマストで、水だけで生活していた。彼は思いがけず、ヒヨコ豆の粉で作った塩味の菓子であるセヴ [sev] を所望した。バーバーはクリシュナを買いに行かせた。その小さな村にはなく、町までは六マイル離れていた。幸いにもクリシュナは車に便乗することができ、マストのためにそれを持ち帰った。しかしクリシュナは「セヴ」がリンゴを意味することもあると知らなかった。
クリシュナが持ってきたセヴを見て、マウジワーラ・バーバーは語気鋭く言い放った。「これは欲しくない!リンゴが欲しいのだ!だが気にするな、心配は無用だ。お前が食べなさい。許してやる。」
しかしバーバーはそれを食べないようクリシュナに身振りで示し、しばらくして二人はその場を去った。帰り道、バーバーはクリシュナにそのセヴを捨てるよう合図した。
ダラムシャーラーに戻ると、バーバーはクリシュナに自室の扉の外に立っているよう命じた。バーバーのコートとショールが外のフックに掛けてあったところへ、一匹の猿がやって来て両方を掛け台からひったくっていった。
クリシュナが知らせると、バーバーは彼に言った。「急いで、追いかけてください!必ず取り戻してきてください。」
クリシュナは全速力で猿を追いかけたが、猿は建物から建物へと飛び移り、彼を巧みに振り切った。クリシュナは嫌気がさして泣き出した。猿はショールを落としたが、バーバーのコートはなおも放そうとしなかった。
長いこと追いかけた末にクリシュナが諦めかけたまさにその時、猿が突然立ち止まった。猿はコートの匂いを嗅ぐと、嫌そうに地面に投げ捨てた。
