第2章: メルワンの誕生
1921年· ババ 27歳ページ 243 / 5,444
世俗の人は粗大界だけを意識し、神意識については何も知らない。そのような人には、神の実在について影ほどの観念すらない。マジュズーブ [無限に沈潜した者] は神性を完全に意識しているが、世界については無意識である。精妙界の三つの境地のいずれかにいる霊的に進んだ人は神の力を知り、第四境地、すなわちクベール [財宝の主] にいる者は神の完全で無限の力を知る。精神界の第五境地にいる進んだワリ [聖者] は神の無限の心を知り、精神界の第六境地にいるピール [聖者] は神の無限の存在を見る。第七境地の完全なる魂、すなわちシヴァートマ [神と一体の魂] だけが真に神を知る。なぜなら彼は、自分が実際に神そのものであることを完全に、無限に意識しているからである。
ひとたび神-実現に達すると、それは永遠のものとなり、永遠にそのまま保たれる。神意識は、三界のいかなるものにも、いかなる状況にも決して影響されない。それは自らの無限の内で、「無限に自己完結した現象」として絶えず経験される。しかし、神意識を持つ人が世界で普遍的な仕事を行うためには、正常な意識が必要である。これが完全なる導師たちとアバターの働きの状態である。
粗大意識を取り戻すには、七つの境地を降りる中で七つの段階を通過しなければならない。各段階を詳しく説明することは不可能である。正常な人間意識を取り戻すとは、神性の高み、すなわち無限そのものから「降りて来る」ことである。
神聖な生命の海の底へ潜って「真珠」を得、再び浮上してその真珠を他者に見せることが、完全なる導師たちの生涯を成している。しかしアバターは、神聖な生命の真珠を永遠に所有しているため、海の深みへ潜る必要がない。それでも、それを世界に示すために、メルワンはアバター・メヘル・バーバーとして働くべく、世俗の自覚を取り戻さなければならなかった。一体性の神聖な意識と並んで、彼は二元性の意識を持たなければならなかった。
