第16章: 戦時中のマストへの旅
1942年· ババ 48歳ページ 2,285 / 5,444
女性たちとくつろぎながら、バーバーはリシケシュでさまざまな霊的修行に没頭しているサドゥーたちのことに触れ、こう言った。「彼らをご覧なさい!ある者たちは眠りもとらず、昼夜を問わず瞑想し神の名を唱え続けています!彼らはありとあらゆる厳しい苦行を行っているのです。それでも、私は彼らに会いません。
「ところがこの私は、あなた方皆と一緒に座り、語り合い、世話をしているのです。あなた方はなんと幸運でしょう!」
リシケシュでのある日、バーバーがマンダリの宿舎でチャンジに指示を与えていると、ひとりのサンニャーシンが門のところにやって来て、ダルシャンを望んだ。チャンジは彼のもとへ行き、メヘル・バーバーは隠遁中で、ヒマラヤ巡回が終わるまでは誰にも会わない、と告げた。
そのサンニャーシンは怒りを爆発させて言った。「なぜ彼はダルシャンを与えるのを拒むのだ?私はそれにふさわしくないとでもいうのか?私がインドの最も聖なる巡礼地を何百か所も巡ってきたことを、あなたは知っているのか?ここでダルシャンを受けられないからといって、私が気にかけることがあるか!」
チャンジは事情を説明して彼をなだめようとしたが、サンニャーシンはかえってますます食ってかかった。彼は自分の信心深さを誇示するかのように、シャーストラ [聖典] の一節を引用し始めた。ついに彼はこの対句を口にしながら、足音を荒げて去って行った。
わが愛する帰依者よ、汝はいずこに我を求むるか!
われは常に汝の近くにあり、汝とともにあるのだ!
彼はその詩句をいよいよ声高に繰り返しつつ、芝居がかった仕草で両腕を振り上げ、天を仰ぎながら去って行った。さながら、自分のように誠実な者を見抜けるだけの分別を、哀れなチャンジにわずかでも授けてほしいと神に訴えかけているかのようだった。
しかしこの一件の皮肉なところは、その男が空ばかりを見上げて自分の演技に没頭していなければ、傍らでずっとそれを見ていたバーバーの姿に気づいたはずだ、ということだった!彼は二度もバーバーのそばを通り過ぎながら、その姿に気づかなかった。
その男が去ったあと、バーバーはチャンジに説き明かした。「あの者の時はまだ来ていません。あのような者たちは、神を求めて場所から場所へとあてもなく彷徨い歩き、シャーストラ [聖典] の一節や章を口ずさみ、詩人たちの対句を唱えるのですが、それはすべて舌先だけの上辺のものであって、胸から発しているのではありません。彼らが得るものはごくわずかで、霊的にはほとんど何も得られないのです。
「単なる願望ではなく、内なる切実な渇望こそが、時が至れば真の聖者あるいは導師との出会いをもたらすのです。」
六月、チャンジはバーバーのメッセージをさまざまな著名人に届けるため、マドラス、バンガロール、ハイデラバードなどへ派遣された。彼がデヘラ・ドゥンに戻ると、七月三日に再びデリーへ一週間派遣され、ガンディーをはじめとする政治指導者たちと接触することになった。
