第15章: 隠遁
1941年· ババ 47歳ページ 2,221 / 5,444
バーバーが到着した後、パンクラジはペンドゥ、ヴィシュヌ、カクバイを通じて彼に伝言を送った。バーバーは、自分のナザル[加護のまなざし]がパンクラジの上にあることを保証し、すぐにナグプールへ戻るようにという伝言を返した。深く失望したその青年は、木の下に座り込んで泣き始めた。彼は四時間泣き続けた。ついにバーバーは、ケドガオンのナラヤン・マハラジのもとへ行くようにとの指示を彼に送った。これを聞いてパンクラジはこう叫んだ。「私は今、メヘル・バーバーの全知性を信じます。そして、なぜあのお方が私にこのお言葉を送られたのかも分かりました。」
実のところ、メヘル・バーバーとウパスニ・マハラジに対して敵意ある反対があったのと同様に、新聞でもナラヤン・マハラジに対する宣伝攻撃が多くあり、パンクラジもかつてそうした虚偽の宣伝に惑わされたことがあったのだ。1ある時、ナラヤン・マハラジがナグプールへ赴き、信者たちにダルシャン[聖者との対面]を授けていた際、パンクラジは外に立って実際に彼を中傷する言葉を口にした。しかし、チャールズ・パードムの著書『完全なる導師』でナラヤン・マハラジについて読んだ時、彼は自らの愚かさを悔いた。こうしてバーバーの伝言はパンクラジの心に深く響き、彼は再び涙を流し始めた。
しばらく後、バーバーはヴィシュヌを通じてパンクラジを呼び寄せ、五十ヤード離れた場所からのダルシャン[聖者との対面]を許した。
バーバーは彼にこう示された。「私はあなたに満足しています。もうお戻りなさい。」
パンクラジはバーバーから背を向けることなく後ろ向きに歩いて去り、ある程度離れたところで、バーバーはヴィシュヌを送って彼と話をさせた。
バーバーは再び彼を呼び寄せて言われた。「今あなたがしていること[勉学であれ仕事であれ]を、そのまま続けなさい。一年後に[私のもとに留まれるよう]あなたを呼びましょう。」
パンクラジは、バーバーを永遠に胸の内に確固として安置したまま去って行き、機会があるごとにバーバーへ会い続けた。
この時期、ナラヤン・マハラジはボンベイ郊外に来て、そこの信者たちにダルシャン[聖者との対面]を授けた。ナリマン、アルナワズ、ナルギス、ロダ、バチャマイ・ダダチャンジは、そのサッドグル[完全なる導師]に敬意を表することに決め、彼に会いに行った。中に入ると、彼らはナラヤン・マハラジの前へと案内された。マハラジは白いカフニ[簡素な長衣]とパジャマ、袖なしのチョッキだけのきわめて質素な装いで椅子に腰掛け、信者の一団に取り囲まれていた。ナラヤンはグジャラート語で彼らに話しかけ、どこから来たのかをはじめ、さまざまな質問をした。
数分間の会話の後、アルナワズはメヘル・バーバーに対するナラヤン・マハラジの反応や言及をぜひ見てみたいと思った。彼女は話題を切り出した。「ご存じでしょう、ナラヤン様、私の父方の叔父[チャンジ]はメヘル・バーバーのもとに居るのです。」
脚注
- 1.ナラヤン・マハラジは、当時実際に法廷に出廷して訴訟に対応しなければならなかった。ある信者が彼に多額の金銭を寄進したが、何らかの理由でその男はナラヤンに反発し、その金銭の返還を求めた。ナラヤンはその男に金銭を返そうとしなかったため、その男は訴訟を起こし、その金銭を取り戻そうとナラヤンを訴えた。最終的に、その男は法廷で敗訴した。
