第15章: 隠遁
1940年· ババ 46歳ページ 2,106 / 5,444
三、マハラジは贈与証書を作成し、全額が引き渡された時には、その証書をバーバーへお渡しください。
そこでアディ・シニアはサコリへ赴き、ウパスニ・マハラジにそのメッセージを伝えた。アディはそれから戻り、マハラジの返答をバーバーに伝えた。翌日、バーバーは再びアディをサコリへ送り、次のメッセージを携えさせた。
一、[一九四〇年]八月一日にあなたへ現金で五万ルピーを支払います。そしてウパスニ・ナガルでの活動がバーバーの[判断によって]満足のいく形で運営されているならば、残額は四か月後にお支払いします。
二、もしバーバーが四か月後に四十五万ルピーを支払えなかった場合、バーバーはすでにマハラジへ渡した五万ルピーを放棄します。
三、ウパスニ・ナガルの諸事がバーバーの意に沿わない場合、ウパスニ・マハラジはその五万ルピーを返却してください。
四、バーバーは三つの理由からウパスニ・ナガルの[運営を]引き継ぐことに同意しました。一、マハラジをアシュラム運営の責任から解放するため。二、そこのヒンドゥー教の儀式・儀礼・慣習を廃して、すべての宗教の一致をもたらすため。三、マハラジのデーヴァ・ダーシー結婚のためにその名にまとわりついている悪評を取り除くため。これらの結婚はマハラジの弟子としてのバーバーをも好ましくない形で巻き込んでいるからです。1
アディはサコリへ赴いてこのメッセージを伝え、戻ってからマハラジの返答をバーバーに伝えた。2バーバーはアディをバンガロールへ送り返し、その後、この一連のやりとりの間サコリでマハラジと共に滞在していたグルマイへ次の書付を送らせた。
マハラジが、たとえばヒンドゥー教の宗教的慣習を打破し、若い未婚の少女たちと結婚することをやめる、といった自分のすべての条件に同意してくださったと知り、バーバーは喜んでおります。
バーバーは五十万ルピーを支払う用意がありますが、各地のアシュラムの運営費に加え、信者やその家族を養うための費用も多くかかります。そのため今すぐに、それほどの額を一括でお支払いすることはできません。六か月以内に必ず支払います。バーバーは全額をお支払いするその時にウパスニ・ナガルの責任を引き受けます。そして必ず支払うと申しております!
このように、二人の導師の間ではこの種の風変わりなメッセージや取り決めのやりとりが時折交わされていた。そうした戯れに興じるのが彼らの神聖なユーモアであった。一九三六年のラフリ・マッド・アシュラムの期間中、マハラジはサコリの自分のアシュラムを引き受けてほしいというメッセージをバーバーへ何度も送ってきていた。バーバーはこう答えていた。マハラジ自身がラフリのアシュラムに来て滞在し、サコリのヒンドゥー教の宗教的雰囲気をきっぱりと終わらせるべきだ、と。
脚注
- 1.乙女(ダーシー)が神(デーヴァ)と結婚するこのヒンドゥーの慣習はデーヴァダーシーと呼ばれる。
- 2.グルマイは前年の十月にも、バーバーがバンガロールに滞在している間サコリに滞在していた。
