第10章: 歌い始めた西洋
1932年· ババ 38歳ページ 1,425 / 5,444
列車は翌日の朝8時45分にテキサス州エルパソに到着し、バーバーは駅で下車した。彼はアリゾナ州ツーソンへ向かう前に20分ほど歩き、ツーソンには同日の夕方5時20分に到着した。
1932年5月29日日曜日の午前8時30分にロサンゼルスへ到着したバーバーは、ハリウッドのノース・ガワー・ストリート2400番地にあるプリシラとマーク・エドマンド・ジョーンズ夫妻の家に滞在した。43歳のジョーンズは元脚本家で著名な占星術師でもあり、霊的な学習グループであるサビアン・アセンブリーを創設した人物だった。彼と妻は真摯な求道者であった。ジョーンズは1920年代にニューヨーク市で占星術を教えていたころ、マルコム・シュロスと親しくなった。マルコムは前年、ジョーンズをハーモンに招いてバーバーに引き合わせようとしたが、ジョーンズはその旅ができず、その代わりに、いつかバーバーがカリフォルニアに来ることがあれば自分の家の客となってほしいと招待した。バーバーはその招待を受け入れた。
バーバーの到着に先立ち、ジョーンズは彼に手紙を書き送った。
「[私どもは]ご滞在中、喜んであなた様にお仕えしたいと存じます。それは血肉を持った一人の人間にお仕えするためではなく、真の覚醒の欠如によって哀しくも引き裂かれた世界に、平和と力の流れを注ぎ込むことに寄与するためであります。
……あなた様が「大いなる理想」へ向けた私どもの真摯な努力に祝福をもたらしてくださり、ご来訪なくしては到底ありえなかったであろう霊的な力と肉体的な活力をもって、私どもが歩み続けられることを願ってやみません。そして、あなた様を南カリフォルニアにお迎えする機会を聖別するという特権が私どもに与えられんことを願います。私どもがあなた様のものと感じるその美しい御業と使命において、実質的で明確な霊的助力をあなた様にお捧げできるようにと存じます。私どもはあなた様のご来訪を意義深いものと受け止め、献身と熱烈な期待をもってお迎えの備えをしております」
到着するとバーバーは彼らにこう告げた。「霊的な照らしが明らかになれば、もはや誰の咎も見つけることはありません。アメリカが霊性を受け入れなければならない時は近づいていますよ」
チャンジ、クェンティン、メレディスはジョーンズ夫妻の家でバーバーと共に滞在した。カカ、アディ・ジュニア、ベヘラムは、ジョーンズ夫妻の弟子の一人が住む近くのアパートに滞在した。ジーン、マルコム、マーガレット・スター、そしてバーバーが招いた他の人々はミッション・ホテルに滞在した。
バーバーはハリウッドに7日間滞在したが、その日々は目まぐるしいほどの忙しさで、毎日が面談やレセプションで埋め尽くされていた。ノリナとエリザベスは、バーバーのスケジュール調整を手伝うため、はるばるニューヨークから車で駆けつけてきていた。
