第6章: 愛が泣いている
1927年· ババ 33歳ページ 770 / 5,444
マノハルは、そうではないと答えた。その若者は、出家者の暮らしを送りたいという希望を語った。
バーバーはマノハルに次のように助言した。「もう一度ご結婚なさい。あなたには見目麗しく、運に恵まれた息子が授かります。しかし、妻のことでなぜそんなに急ぎ、思い悩むのですか?結婚して家庭生活を営むこと自体は、束縛ではありません。いかなる状況でも超然と静かに保たれる必要があるのは、心(マインド)のほうです。家族から自由であると口にするのはたやすいですが、世間を捨て去ることは非常に困難です。それができるのは「英雄」のみです。ですから、もう一度結婚し、出家への思いはすべて捨てる方がよいのです。あなたの奥様は、亡くなる数日前に私があなたのお宅を訪れた折、私のアールティ[灯明儀礼]を執り行うことができ、それは大いなる祝福でした。」
翌日、アランガオン付近に泥棒が現れたという知らせが入り、パドリはマンダリの宿舎の外で夜警を始めた。マサジとシャンカルナトは、バーバーが断食をしている小屋の近くで見張りに立った。
メヘラバードでのある期間、グラブシャ、ヴィブーティ、ゴーパール・スワーミーの三人の男たちは、道沿いの木の下に座って神の御名を繰り返すようにとバーバーから命じられていた。グラブシャとヴィブーティは1925年からメヘラバードで暮らしており、ゴーパール・スワーミーは1926年初頭からそこにいた。1926年11月にバーバーがロナヴラとボンベイに出発した際、ゴーパール・スワーミーはボンベイへ、ヴィブーティはナーシクへと向かっていた。
ゴーパール・スワーミーは1927年2月2日にメヘラバードへ戻った。そこで話し合いが持たれ、その中でバーバーはヴィブーティの近頃の振る舞いについて言及した。ヴィブーティはナーシクの人々に、自分は「メヘル・バーバーの筆頭弟子だ」と言いふらし始めており、しかも自分のダルシャンを受け、自分にひれ伏すようにと人々に指示しさえしていた。バーバーはこれを大いに不快に思い、このような嘘と偽善について次のように戒めた。
人々を惑わし、本当はそうでない者をマハートマー[偉大なる魂]、グル、あるいは聖者だと信じ込ませることに、いったい何の意味があるのですか?そのような主張をするには、神と一体となっていなければなりません!悟りを開いた者でなければなりません!霊的な観点から見れば、自身に体験がないにもかかわらず、人々に自らをグルや導師と信じ込ませることは、大いなる罪であり犯罪です。これは人々を欺くことであり、考えうるかぎり最悪の詐欺です!
まずデーヴ[神]となり、それから後にグルとなりなさい。まず神と一体となり、神性を体験してください。そうしてはじめて、導師と呼ばれるにふさわしくなります。しかし、体験なしにそれを行うことは、想像もつかぬほどの大罪です。
