第31章: インドの大地に流れた血
1957年· ババ 63歳ページ 4,215 / 5,444
ロダはバーバーにサロシュにまつわるこの出来事を語った。ある日、彼女はサロシュに、もう自分の手を借りずにトイレに行ける大きさになったと言った。サロシュは浴室に入り、便器に腰を下ろした。用を済ますと、少年は水の入ったマグを手に取って大声で叫んだ。「アヴァター・メヘル・バーバー・キ・ジャイ![アヴァター・メヘル・バーバーに勝利あれ!]」それから彼は自分で身を洗い、母親はその様子をたいそう面白がった。
これを聞いてバーバーも腹の底から笑い、ロダに言った。「私はあなたに選り抜きの宝石を三つ授けました。」
カルメン・マシがダルシャンに来た。
彼女は恰幅の良い、ふっくらとした女性で、バーバーは彼女をからかった。「カルメン・マシ、あなたは弱そうですよ!戦場へ送り出して戦わせなければなりませんね!」
スーナマシと娘のコルシェドはダルシャンに出席した。彼女たちは1949年に新生活が始まって以来ボンベイにとどまっており、バーバーを訪ねることはたまにしか許されていなかった。
スーナマシはバーバーと離れて暮らすことを苦しんでおり、バーバーは彼女を安心させて言った。「私があなたを遠ざけているとは思わないでください。遠くにいるからこそ、私はあなたを近くに置いているのです。」
バーバーはジャルとドリー・ダストゥールに尋ねた。「お二人は喧嘩することがありますか?」
ジャルは答えた。「時々あります。」
「それでは、どのように喧嘩なさるか見せてください!」
二人とも吹き出して笑ったが、ドリーの母親であるスーナマシ・エンジニアが言った。「この子たちは喧嘩しませんよ、バーバー。ジャルはとても良い人ですから。」
バーバーはD・M・シンデに尋ねた。「ご商売はいかがですか?」
「浮き沈みばかりです」と彼は答えた。
「世の中の事はすべてそういうものです」とバーバーは言った。「私の事業だけはそれがないのですよ!」
バーバーはケシャヴ・ネーネに歌うように頼み、彼はその通りにした。
バーバーは彼の年齢を尋ね、ネーネが「45歳です」と答えると、バーバーは冗談を言った。「あなたは15歳の若者のように見えますよ。」
メヘルバイ・マーチャントはとても背の低い女性で、バーバーは彼女に冗談を言った。「あなたはピグミーのように見えますよ!700年後に戻って来たときには、あなたを20フィートの背丈にして、梯子を使って抱きしめましょう。」
こうしてダルシャンは大いなる和やかさの中で終わり、バーバーもとても嬉しそうに見えた。
1957年10月のバーバーの一か月にわたるボンベイ滞在には、奇妙な一面があった。初めて、バーバーはグスタジを連れて行かなかった。親しいマンダリにはその理由が分からなかった。普段はバーバーがどこへ旅をするときであれ、グスタジを必ず同行させるようにと指示していたからである。しかし1957年10月30日水曜日、アディがアフマドナガルから電話をかけ、グスタジがその日の午後3時20分に世を去ったとバーバーに知らせたとき、バーバーの理由が明らかになった。カカ・バリアが午後の茶を持って彼の部屋へ行ったところ、ベッドに横向きで寝たまま息をしていない彼を発見したのだった。
